三越伊勢丹HDは2015年以来の1900円台に進む、第3四半期の営業利益67%増、業績予想と配当予想を増額修正、自社株買い・消却も好感

■自社株買いは発行株数の最大2.9%規模を2か月間で行う形に

 三越伊勢丹HD(三越伊勢丹ホールディングス)<3099>(東証プライム)は2月5日、一段高で始まり、取引開始後は8%高の1957.5円(142.5円高)まで上げ、2015年以来の1900円台に進んでいる。前取引日・2日の15時に第3四半期決算、通期業績予想と配当予想の増額修正、自己株式の取得(自社株買い)などを発表し、買い集中となった。

 第3四半期の連結営業利益は(2023年4~12月・累計)は前年同期比66.7%増の409.39億円だった。3月通期の予想は従来予想を4.2%上回る500億円の見込みに引き上げた。

 自社株買いは、取得株式総数1100万株(自己株式を除く発行済株式総数の2.9%)、総額150億円を各上限とし、取得期間は2024年2月5日から同年3月29日までとした。約2カ月間で発行株数の最大2.9%規模の買付を行うことになり、インパクトは大とみられている。また、これにより取得した自己株式の全株式数を2024年4月30日(予定)に消却するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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