焼津水産化学はTOBを受け急伸、いなば食品の完全子会社が1株1350円で公開買付
- 2024/2/6 10:22
- 材料でみる株価
■焼津水産は賛同の意とTOBへの応募推奨を発表
焼津水産化学工業<2812>(東証スタンダード)は2月6日、9%高の1347円(118円高)まで上げた後も1345円前後で売買され、急激に出直って約3か月半ぶりの1300円台に進んでいる。5日夜、いなば食品株式会社(静岡県静岡市)の100%子会社Jump Life株式会社(静岡市、公開買付者)が焼津水産化学の株式を公開買付(TOB)によって取得することと賛同の意見表明、株主への本公開買付けへの応募を推奨などを発表し、買い材料視されている。TOB価格は1株1350円、TOB期間は2月6日から3月21日までとした。TOB成立後、焼津水産化学の株式は非公開化される予定。
発表によると、Jump Life株式会社の事業内容は、(1)他の会社の有価証券の取得、保有及び売買、(2)前号に付帯関連する一切の事業、となっている。対象者の株式取得、所有などを主たる目的として、2024年1月23日に設立された。筆頭株主のエスエスケイフーズ、2位株主の南青山不動産、ほか鈴与グループなどが保有する5日現在における対象者株式の合計所有普通株式数133万9400株、所有割合11.71%)については、本公開買付けに応募する旨の合意を得ているとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)