【株式市場】日経平均は40円安だがTOPIXは小高い、金利情勢を気にする中で好決算株など人気

◆日経平均は3万6119円92銭(40円74銭安)、TOPIXは2549.95ポイント(10.70ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は18億1413万株

 2月7日(水)後場の東京株式市場は、前場活況高のトヨタ<7203>(東証プライム)や三菱商事<8058>(東証プライム)が高値圏で値を保ち、前引け後に25周年記念配当などを発表したSBIホールディングス<8473>(東証プライム)、13時に増配などを発表した神鋼商事<8075>(東証プライム)が発表後に一段高など、業績関連材料に敏感な相場となった。半面、三井住友FG<8316>(東証プライム)は一段値を消して始まり、米国7日に金融当局高官の講演があるとされて金利情勢を見定めたい寄様子。日経平均は13時にかけて前場の安値を割り、一時306円03銭安(3万5854円63銭)まで下押したが、大引けは小幅安で2日続落となった。

 後場は、シグマクシス・ホールディングス<6088>(東証プライム)が一段と上げ業績・配当予想の増額修正、自社株買いを好感。ソケッツ<3634>(東証スタンダード)はカナダ企業との提携が好感されて急伸ストップ高。リベロ<9245>(東証グロース)は業績予想の増額など好感されストップ高。

 新規上場のSOLIZE<5871>(東証スタンダード)は午前10時過ぎに2020円(公開価格1470円の37%高)で初値がつき、ストップ高の2520円まで上げて前引けとなり、後場は大引けまでストップ高買い気配となった。

 東証プライム市場の出来高概算は18億1413万株(前引けは9億4110万株)、売買代金は4兆9208億円(同2兆6085億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は878(前引けは804)銘柄、値下がり銘柄数は730(同758)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けは19業種)が値上がりし、値上がり率上位は、卸売り、輸送用機器、海運、鉱業、鉄鋼、水産農林、不動産、ゴム製品、建設、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る