シスメックスと日立ハイテクが遺伝子検査システムの開発で合意
- 2024/2/7 18:13
- プレスリリース
■低コスト・高効率の遺伝子検査システムを開発へ
シスメックス<6869>(東証プライム)と日立製作所<6501>(東証プライム)グループの日立ハイテクは2月7日、新たな遺伝子検査システムの共同開発に向けて合意したと発表。両社は、2023年8月にフィージビリティ・スタディ契約を締結し、キャピラリー電気泳動シーケンサーを基盤とした遺伝子検査システムの開発の可能性を検討してきた。その成果に基づき、臨床実装に向けて、低コストかつ効率化を実現した遺伝子検査システムを開発することで、疾患毎に最適な遺伝子検査の普及を目指すことになった。
遺伝子検査領域では、次世代シーケンサーの技術を用いた検査試薬の開発が活発に行われているが、検査時間の短縮やランニングコストの低減などの課題がある。両社は、日立ハイテクのキャピラリー電気泳動シーケンサー技術と、シスメックスがゲノム医療の社会実装で培った試薬開発や解析技術のノウハウを融合することで、疾患毎に最適な遺伝子解析を可能とする遺伝子検査システムの開発を進める。最初にがん領域での臨床実装に取り組み、順次、疾患領域の拡大をする予定。
両社は、検査時間の短縮やランニングコストの低減を可能とする新たな遺伝子検査システムの普及に向けて、互いの技術・ナレッジを最大限に活用することで、個別化医療の実現に貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)