【株式市場】日経平均は743円高、後場一時837円高まで上げ終値でバブル後の高値を更新

◆日経平均は3万6863円28銭(743円36銭高)、TOPIXは2562.63ポイント(12.68ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は一段増加し20億9634万株

 2月8日(木)後場の東京株式市場は、信越化<4063>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)が一段高となり,前場に続いて半導体関連株の上げが目立ち、NYダウ最高値や日銀幹部の発言など好感され、ブリヂストン<5108>(東証プライム)やコマツ<6301>(東証プライム)も一段と上げ、北米景気好調観測や上海株の反発などを好感する様子。キッコマン<2801>(東証プライム)も一段高。大手商社株も住友商事<8053>(東証プライム)は一段ジリ高。日経平均は前引けと同水準で始まった後次第高となり、14時にかけて837円05銭高(3万6956円97銭)まで上げ、1月22日につけた終値でのバブル相場後の1990年2月以来の高値を更新して大引けとなった。

 後場は、日本電波工業<6779>(東証プライム)が一段と上げ、第3四半期決算は減益だったが予想値に対する進ちょく率など好感。ヨコオ<6800>(東証プライム)も昨対比では減益だったが通期予想の増額修正など好感され一段高。フォーサイド<2330>(東証スタンダード)は急反発の切り返しでストップ高となりAI新事業を好感する相場に低金利継続を好感する新たな投資グループの買いが合流とか。カンロ<2216>(東証スタンダード)も一段と出直り幅を拡げ12月決算と今期予想など好感。W TOKYO<9159>(東証グロース)はWeb3関連新事業への期待などで終日買い気配のままストップ高。フレクト<4414>(東証グロース)は一段と上げて一時ストップ高となり第3四半期の最高益や「運輸業の2024年問題」関連を材料視。

 8日新規上場となったVeritas In Silico<130A>(東証グロース)は、銘柄コード番号に英文字併用の第1号銘柄。前場は買い気買いをセリ上げたまま後場13時過ぎに2001円(公開価格1000円の2倍)で初値がつき、その後ストップ高の2501円まで上げて大引けもストップ高となった。

 東証プライム市場の出来高概算は一段増加し20億9634万株(前引けは9億7473万株)、売買代金も急増し5兆5623億円(同2兆7821億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は584(前引けは455)銘柄、値下がり銘柄数は1013(同1157)銘柄。

 東証33業種別指数は17業種(前引けは15業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他金融、その他製品、輸送用機器、電気機器、医薬品、保険、機械、精密機器、空運、情報通信、証券商品先物、金属製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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