【株式市場】日経平均は1066円高、後場一段と上げ一時34年ぶりに3万8000円を回復

◆日経平均は3万7963円97銭(1066円55銭高)、TOPIXは2612.03ポイント(54.15ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し21億4573万株

 2月13日(火)後場の東京株式市場は、トヨタ<7203>(東証プライム)や東京エレク<8035>(東証プライム)のジリ高傾向が止まらず、ソニーG<6758>(東証プライム)は小休止で始まった後再びジリ高となり、三菱商事<8058>(東証プライム)は一段とジリ高など、NY株の最高値などを受けて主力株の強さが目立った。正午に四半期決算など発表した鹿島<1812>(東証プライム)、DIC<4631>(東証プライム)は寄り後に一段高。14時に発表した東亞合成<4045>(東証プライム)も直後に急動意。日経平均は新NISAに1か月で1.8兆円流入との報道もあり、中盤に900円高、14時半過ぎに1000円高と次第に上げ幅を広げ、大引け間際に1113円27銭(3万8010円69銭)まで上げ、1990年1月から2月にかけての高値に進んだ。過去最高値3万8915円87銭(1989年12月12月29日)の更新を目前にとらえた。

 後場は、東京海上HD<8766>(東証プライム)が一段と上げ、金融庁が業界に対し政策保有株の放出を要請と伝えられたことなど好感。13時過ぎに四半期決算を発表した日清食品HD<2897>(東証プライム)は一段下押したが湖池屋<2226>(東証スタンダード)は急伸し、14時半に発表したJPホールディングス<2749>(東証プライム)は一段高など四半期決算には選別の強まる相場となった。第一商品<8746>(東証スタンダード)は業績予想への好感が収まらず一段と上げ一時ストップ高。BBタワー<3776>(東証スタンダード)は四半期決算への評価が高く中盤一段高。ビートレンド<4020>(東証グロース)はパルコデジタルマーケティングとの新サービス2月下旬開始など材料視され一段高。大引け後に自社株買い満額達成を発表。スペースマーケット<4487>(東証グロース)は12月決算と今期予想が好感され朝から大引けまで終日気配値のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し21億4573万株(前引けは10億9881万株)、売買代金は5兆9628億円(同3兆1421億円)。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は1274(前引けは1195)銘柄、値下がり銘柄数は343(同418)銘柄。

 東証33業種別指数は31業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、電気機器、サービス、輸送用機器、卸売り、非鉄金属、海運、電力ガス、繊維製品、ゴム製品、情報通信、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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