イトーキは買い気配のままストップ高、最高益決算に加え増配、株主優待の新設、自社株買いなど発表し注目集中

■値がつけば約4か月ぶりに2000年以降の最高値を更新へ

 イトーキ<7972>(東証プライム)は2月14日、買い気配のままストップ高の1767円(300円高、20%高)に達し、値がつけば約4か月ぶりに2000年以降の最高値を更新する急伸相場となっている。13日の15時に12月決算と増配、新中期計画、株主優待制度の新設、自社株買いなどを発表し、好感買いが集中している。

 2023年12月期の連結決算は、営業利益が前期比86.0%増加するなどで各利益とも大幅に増加し、営業・経常利益は連続最高を更新、親会社株主に帰属する当期純利益は2期ぶりに最高を更新した。今期・24年12月期の予想も売上高1375億円(前期比3.4%増)、営業利益100億円(同17.3%増)とするなど、連続での最高更新を見込む。新中期経営計画「RISE TO GROWTH 2026」(2024年から26年まで3ヶ年)では、26年に売上高1500億円、営業利益140億円、ROE15%の達成を目指す。

 配当(期末のみ実施)は23年12月期末1株42円(前期比5円増)の予定とし、24年12月期は同52円(同10円増)の予定とした。

 株主優待制度は、毎年6月末日時点で5単元(500株)以上を保有する株主を対象として、
以下のA~Dから1点を選択する。
A:イトーキ オンラインショップでご利用可能なクーポンコード(30%割引)
B:イトーキ オリジナルグッズ詰め合わせ(3000円相当)
C:寄付(優待相当額3000円)
D:日本橋本社(ITOKI TOKYO XORK)オフィス見学

 自社株買いは、900万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合19.85%)、取得総額159億円を各上限に、2024年2月14日から同年2月29日の間に東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)により買付を行う。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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