住友重機は新造船事業からの撤退など好感され6年ぶりの4400円台に進む

■自社株買いも発表し3月から10月まで実施へ

 住友重機械工業<6302>(東証プライム)は2月15日、6%高(260円高の4200円)で始まった後一段高となり、午前11時にかけて12%高(478円高の4418円)をつけて2018年2月以来6年ぶりの4400円台に進んでいる。14日の15時に12月決算と中期計画、子会社による新造船事業からの撤退、自社株買い(自己株式取得)などを発表し、経営資源の集中などに好感買いが先行している。

 新造船事業からの撤退は、100%子会社の住友重機械マリンエンジニアリング株式会社が一般商船の新造船事業から撤退し、建造船のアフターサービス、修理船事業については継続して対応する。さらに、今後は脱炭素エネルギー領域における洋上風力発電の基礎構造物や関連船舶等の事業化を進める。

 自社株買いは、400万株(自己株式を除く発行済株式総数の3.26%)、取得総額100億円を各上限として、2024年3月1日から同年10月31日までの予定で実施するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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