【株式市場】新「3本の矢」好感し朝方は240円高と反発したが次第に値を消す

株式市場 日経平均株価

◆日経平均の前引けは1万7560円79銭(11円04銭安)、TOPIXは1428.49ポイント(1.52ポイント高)、出来高概算(東証1部)は12億6487万株

チャート6 25日前場の東京株式市場は、取引開始前に発表の国内消費者物価指数が2年4カ月ぶりの下落とされたため金融政策などの強化期待が広がり、日経平均は9時30分にかけて244円99銭高(1万7816円82銭)まで上げる場面があった。その後はソニー<6758>(東1)などの重さが言われて次第に値を消し、上海株式が始まった10時30分前後にかけて軟調転換。一時88円14銭安(1万7483円69銭)まで下げ、前引けは11円04銭安(1万7560円79銭)となった。TOPIX、JPX日経400は小高い。

 首相が新「3本の矢」政策を表明し、GDP(国内総生産)600兆円目標や出生率の向上などを打ち出したことを受け、保育園のJPホールディングス<2749>(東1)などが高く、大手証券が投資判断を引き上げた電力株も堅調。業績予想を増額したテルモ<4543>(東1)も高い。オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)はカナダの大学との共同研究などが好感されて一時ストップ高、テックファーム<3625>(JQG)はモバイル電子マネー決済システムなどが注目されて急伸。

 東証1部の出来高概算は12億6487万株、売買代金は1兆2469億円。1部上場1899柄のうち、値上がり銘柄数は868銘柄、値下がり銘柄数は897銘柄となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る