図研は再び一段高、発行株数の4%超の自己株消却など好感、株式価値の向上に期待

■第3四半期は売り上げ最高、ワイヤハーネス設計システム伸びる

 図研<6947>(東証プライム)は2月20日、再び一段高となり、午前9時40分過ぎには5%高の4485円(220円高)まで上げて約5か月ぶりに昨年来の高値を更新し、2021年以来の高値に進んでいる。2月上旬に発表した第3四半期決算が快調だった上、19日の15時に自己株式の消却を発表し、消却株数を発行済株式総数の4.37%に当たる101万7365株としたことなどが好感されている。消却予定日は2024年3月29日。。この分だけ株式価値が向上する。

 第3四半期決算は2月8日に発表し、「すべてのソリューションの売上が伸長し、前期に引き続き、第3四半期として過去最高を更新」(決算短信)。「特に欧米や日本において、ワイヤハーネスの設計システム『E3.series』やデータ管理システムDSシリーズの販売が好調」(同)で、連結売上高は前年同期比9.8%増加し営業利益は同4.2%増加した。通期予想は据え置いたが上振れ期待が言われている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る