■両社の資源を有効活用しSDGsに貢献
伊藤忠商事<8001>(東証プライム)グループのファミリーマートとコカ・コーラ ボトラーズジャパンホールディングス<2579>(東証プライム)のコカ・コーラ ボトラーズジャパンは2月21日、神奈川県の一部エリアで、配送トラックの共同活用を開始したと発表。これは、両社がSDGsの分野で連携・協力してきた関係を物流面にも拡大したものだ。
同スキームは、コカ・コーラ ボトラーズジャパンのトラックが稼働していない時間帯に、ファミリーマートの常温商品を配送することで、同一車両を2社で有効活用するというもの。ファミリーマートは、イベントや天候などにより、通常の配送コースでは一度に配送できない商品量が発生する場合があり、臨時便として別途車両を手配していた。コカ・コーラ ボトラーズジャパンは、最需要期以外は、配送トラックの稼働率にバラつきがあった。
この取り組みは、限られた車両を有効活用し、ドライバーの安定確保につなげるとともに、新規に使用する配送車両の削減を図り、配送効率を下げることなく車両を安定稼働させることを目指すもの。「物流2024問題」に対する両社の先進的な対応である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)