アース製薬と花王がタイで「虫(蚊)ケア」領域での協業を開始、デング熱などの感染症予防に貢献
- 2024/2/29 18:34
- プレスリリース
■花王の技術をもとに、アース製薬が蚊を駆除するスプレーを発売
アース製薬<4985>(東証プライム)と花王<4452>(東証プライム)は2月29日、タイでの「虫(蚊)ケア」領域での協業を開始したと発表。花王の新技術を活用した蚊駆除スプレー「ARS Mos Shooter」が、2024年7月にタイで発売される。このスプレーは、蚊の飛翔行動を妨げることで、デング熱などの感染症予防に貢献することが期待されている。
デング熱は、特に子どもに影響を及ぼす重大な感染症であり、予防や治療のためのワクチンや薬は現在存在しない。そのため、蚊に刺されないことが最も重要な対策となっている。アース製薬は、タイで長年にわたり虫ケア用品の開発・販売を行い、高いシェアを築いてきた。
新商品「ARS Mos Shooter」は、化学合成殺虫成分を含まず、有効成分としてレモングラスオイルを使用している。細かいミストを連続で噴射できるトリガーを採用し、飛んでいる蚊も潜んでいる蚊も効果的に駆除する。アース製薬と花王は、この新商品を通じて、デング熱の予防という社会課題の解決に貢献し、タイ市場におけるシェア拡大を目指していいくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)