東京エレクトロンが最高値を更新、NY株式市場での半導体株再活況など好感

■日経平均も最高値を更新、日経先物が上げると率先して買われる傾向も

 東京エレクトロン<8035>(東証プライム)は3月1日、再び上値を追って始まり、取引開始後は3万8020円(1150円高)まで上げてほぼ2週間ぶりに実質的な上場来の高値を更新している。NY株式市場で先端半導体のエヌビディアやAIソフト開発のC3.aiなどが再び人気化し、NASDAQ総合指数2年3カ月ぶりに最高値を更新したことなどを受けて半導体関連株への物色が再燃し、東京エレクへの買いも活発化している。

 日経平均への影響度の大きい銘柄で、同社株が上げて日経平均を押し上げるだけでなく、日本株そのものを買う動きが強まった場合などで、日経平均の先物が上げると、裁定取引が活発化して日経平均構成銘柄にも自動的に買いが流入し、影響度の大きい同社株が率先して買われるケースもある。今朝は、日経平均が取引開始後に300円高となり、2月27日につけた過去最高値を3日ぶりに更新した。このため、今日は裁定取引によるシステマティックなな買いも少なくないとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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