信越化学が上場来の高値を更新、半導体関連株の中では株価「低位」で買いやすさ

■株式5分割を行って以来、上げピッチ強まる

 信越化学工業<4063>(東証プライム)は3月1日、次第に強含んで再び一段と上げ。午前10時半にかけて6552円(165円高)まで上げて4日ぶりに株式分割を考慮した上場来の高値を更新している。半導体関連株の中では株価が「低位」で、万単位の他銘柄に比べれば投資金額が少なくて済むため、半導体関連株への買いが活発化する局面では意外に人気があるとされる。NY株式市場で先端半導体のエヌビディアやAIソフト開発のC3.aiなどが再び人気化し、NASDAQ総合指数2年3カ月ぶりに最高値を更新したことなどを受けて半導体関連株への物色が再燃し、同社株への買いも再び活発化している。

 2023年4月に株式5分割を行った。以後、上げピッチを強めており、半導体関連株の中で「低位株妙味」を発揮してまいるとの見方がある。また、このところは政策保有株の解消に向けた動きが相場材料になる場面が現れており、海外資金の中には政策保有株の多い銘柄への注目を強める動きがあるもよう。同社もこの視点に適合するとの見方がある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る