キヤノン電子は6年ぶりの高値に進む、人工衛星などの買い材料に注目再燃

■日経平均初の4万円台、信用取引の「担保余力」増し材料株にも買い広がる

 キヤノン電子<7739>(東証プライム)は3月4日、再び上値を追って始まり、取引開始後は6%高の2425円(133円高)まで上げて約2週間ぶりに直近の高値を更新し、2018年以来の2400円台に進んでいる。約2週間前に「超小型人工衛星『CE-SAT-IE』軌道投入および交信に成功」と発表し、この日の株価は9%高(185円高の2275円)と高値を更新し、以後、もみ合いの下値を次第にセリ上げてきた。4日は、日経平均が史上初の4万円台に乗り連日最高値を更新し、TOPIXは34年ぶりの高値を更新して始まったことを受け、全体相場の上げに乗れる素地が形成されている銘柄として買いが波及する様子を見せている。

 このところの相場では、日経平均構成銘柄などの主力株が値上がりするにつれ、信用取引を行う投資家の「担保余力」が増すため、信用買いの手も広げやすくなり、材料株への買いも拡大するとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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