【株式市場】前場の日経平均は168円安、半導体関連株は一服だが生成AIやサーバー関連株は活況高、TOPIXは小高い

◆日経平均は3万9940円61銭(168円62銭安)、TOPIXは2710.09ポイント(3.81ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億8159万株

 3月5日(火)前場の東京株式市場は、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が反落した一方、さくらインターネット<3778>(東証プライム)は連日大幅高など生成AIやサーバー、データセンター関連株が活況高となり、情報革命関連株への物色が活発となった。大林組<1802>(東証プライム)が増配を好感されて活況高となり、三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株や第一生命HD<8750>(東証プライム)などの保険株もしっかり。日経平均は227円安で始まり、午前10時20分頃に268円89銭安(3万9840円34銭)まで下押す場面があったが、前引けにかけては100円ほど持ち直し、前日比では反落模様だが底堅かった。TOPIXは小高い。

 生成AI関連株が活況で一段高となり、ユビキタスAI<3858>(東証スタンダード)やデータセクション<3905>(東証グロース)、ラボロAI<5586>(東証グロース)はストップ高。NY市場でエヌビディアに続きスーパー・マイクロ・コンピューター株も急騰したため連想買いが波及の見方も。日経平均への採用が発表されたZOZO<3092>(東証プライム)も高い。QPS研究所<5595>(東証グロース)は大口受注が好感され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億8159万株、売買代金は2兆5716億円。プライム上場1657銘柄のうち、値上がり銘柄数は813銘柄、値下がり銘柄数は795銘柄。

 東証33業種別指数は17業種が値上がりし、建設、鉱業、証券商品先物、銀行、非鉄金属、その他金融、機械、鉄鋼、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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