■これまで牽引してきた半導体関連株以外の業種・銘柄が貢献
3月5日午後の東京株式市場では、日経平均が取引開始後に値を戻して前日比で堅調相場に転換し、14時を過ぎては4万192円26銭(83円03銭高)前後で推移。前場は割り込んでいた4万円台を回復している。後場寄り後に東京エレク<8035>(東証プライム)やソフトバンクグループ<9984>(東証プライム)が目立って値を上げ、日経平均への影響度の大きい構成銘柄にまとまった買いが入ったもようだ。
ただ、5日は「戦略的株主還元」と大幅増配を発表した大林組<1802>(東証プライム)が後場一段と上げてストップ高に達し、他のゼネコン株にも期待買いが波及しているほか、三井住友FG<8316>(東証プライム)は年利回り4%近い高配当妙味などで2008年以来16年ぶりの高値に進み銀行保険株や証券株も高いなど、これまで日経平均を牽引してきた半導体関連株以外の業種・銘柄が平均株価の上げに貢献しているようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)