■燃料電池技術「e-Bio Fuel-Cell」を応用
日産自動車<7201>(東証プライム)は3月6日、バイオエタノールを使用した定置型発電システムの開発に成功し、栃木工場でのトライアル運用を開始した。このシステムは、2030年の本格運用を目指し、発電量の向上を図っていく。
2016年に自動車用として開発した固体酸化物形燃料電池(SOFC)技術を基に、定置型発電システムへの応用が進んでいる。SOFCは、エタノールや天然ガスなどを用いて高効率に発電可能であり、日産のSOFCは70%の発電効率を実現している。
バイネックスと共同開発したソルガムバイオエタノールを使用し、CO2の増加を抑えるカーボン・ニュートラル・サイクルに貢献する。日産は、2050年までにカーボンニュートラルを実現する目標を掲げ、革新的な技術の導入と電動化の推進を進めるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)