【株式市場】前場の日経平均は336円高、半導体関連株に加え建設、銀行株なども上げ大幅反発基調

◆日経平均は3万9935円24銭(336円53銭高)、TOPIXは2734.62ポイント(16.08ポイント高)、出来高概算(東証プライム)はSQ算出にともなう売買が加わり12億8243万株

 3月8日(金)前場の東京株式市場は、米国でS&P500、NASDAQ総合、半導体株指数SOXが最高値を更新したことなどを受け、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が軒並み値上がりしたほか、株主還元の拡大期待が強まっている大手建設株も大成建<1801>(東証プライム)の5%高など軒並み値上がりし、みずほFG<8411>(東証プライム)や保険株もしっかりとなった。日経平均は210円高で始まり、一瞬47円11銭安(3万9551円60銭)まで軟化したが京成電鉄<9009>(東証プライム)の急落が影響の見方。次第に上げ幅を広げ午前11時には352円88銭高(3万9951円59銭)まで上げ、前引けも個の上げ幅をほぼ保った。

 三井住友FG<8316>(東証プライム)が高値引けとなるなど銀行・保険株の上げが目立ち、「春闘賃上げ要求の平均5.85%」と伝えられたため日銀の金融政策「正常化」が早まるとの期待が増幅。大幸薬品<4574>(東証プライム)は特別利益が好感されプライム銘柄の値上がり率1位。内海造船<7018>(東証スタンダード)は為替差益拡大が好感されストップ高。サノヤスHD<7022>(東証スタンダード)は半導体製造措置向け部品を手掛ける上、為替差益への期待が波及とされ連日ストップ高。POPER<5134>(東証グロース)は学習塾領域における業務提携が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算はSQ算出にともなう売買が加わり12億8243万株、売買代金は3兆7228億円。プライム上場1656銘柄のうち、値上がり銘柄数は1141銘柄、値下がり銘柄数は469銘柄。

 東証33業種別指数は25業種が値上がりし、銀行、建設、保険、卸売り、電力ガス、金属製品、非鉄金属、機械、化学、鉄鋼、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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