■「中国の生産能力を最大で3割減らす」と伝えられたが株価は高い
日産自動車<7201>(東証プライム)は3月13日の後場寄り後、2%高の552.6円(10.8円高)まで上げて2日続伸基調を保ち、他の自動車株が軟化する中で独歩高となっている。朝、「日産自動車は中国の自動車生産能力を最大で3割減らす検討に入った」(日本経済新聞3月13日付朝刊)と伝えられ、受け止め方は分かれたようだが株価は続伸してスタート。経営資源の集中という前向きの施策とみる投資家が優勢の様子となっている。また、1月に先行公開した「日産アリア」新モデルの発売日程を3月8日に発表し、期待が高まったとの見方もある。
「日産アリアNISMO」は、同社のEV NISMOのフラグシップモデルとして開発され、1月12日に東京オートサロン2024で公開した。3月8日には、「日産アリア」の「B6 e-4ORCE」「B9 e-4ORCEプレミア」などを3月下旬より発売すると発表し、「日産アリア NISMO」の発売は6月を予定するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)