ザインエレクトロニクス、AIサーバー等データサーバー事業への新規参入と中国HQ社との合弁による子会社設立を発表

■日本におけるAI活用・研究の現場に計算資源を提供

 ザインエレクトロニクス<6769>(東証スタンダード)は3月18日、AIサーバーを含むデータサーバー事業への新規参入と、華勤技術股份有限公司(本社:中国上海市、HQ社)との合弁による子会社「ザイン・ハイパーデータ株式会社」の設立を発表した。新会社は、2024年4月1日に設立する予定で、高速インターフェースと画像処理技術の分野で世界をリードするLSI事業と、AI・IoT分野で知的財産を創出するAIOT事業を柱に、日本におけるAI活用・研究の現場に計算資源を提供することを目的としている。

 新事業の内容は、データ関連データ/AIサーバー製品、ストレージ製品、通信スイッチ製品の商品企画・開発・製造・販売・保守、及び関連ソフトウェアとシステム、ソリューションの開発・提供・構築を行う。新会社設立のためには7000万円が投資され、新設する子会社の資本金は1億万円、出資比率はザインエレクトロニクス株式会社が70%、HQ社が30%となっている。

 HQ社の概要については、サーバー、AIoT製品、ウェアラブル製品、スマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどのインテリジェント製品・ソフトウェアの開発・販売を行い、世界の100以上の国・地域における80以上のハイテク企業の顧客向けに提供している。また、新設子会社の業績の見通しとして、2028年12月期において10億円以上の売上を目標としている。同件による連結業績への影響は、発表済の業績見通しに織り込み済みとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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