■2026年に宇宙環境での実証を経て世界市場への提供を予定
NEC<6701>(東証プライム)とSkyloom Global Corporation(本社:米国コロラド州デンバー、Skyloom)は3月19日、100Gbpsを超える速度を実現する宇宙光通信技術の開発に向けて協業すると発表。同技術は、衛星間での高速大容量通信を可能にし、2025年末の完成を目指していく。開発される光通信端末は、2026年に宇宙環境での実証を経て、世界市場への提供が予定されている。
衛星コンステレーションの普及により、低軌道周回衛星での高速通信への需要が急増している。NECとSkyloomは、電波干渉対策が容易な光通信に着目し、100Gbps以上の速度を実現する技術開発に取り組む。この協業は、宇宙での通信手段として電波に代わる新たな選択肢を提供する。
1980年代半ば以降に発展した地上の光通信システムの技術は、今回の協業により宇宙通信に応用される。これにより、宇宙での通信速度と容量が飛躍的に向上し、グローバルなインターネット接続に革新をもたらすことが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)