【株式市場】前場の日経平均は666円高で取引時間中の最高値を更新、NYダウやNASDAQの最高値や円安など好感

◆日経平均は4万670円52銭(666円92銭高)、TOPIXは2794.25ポイント(43.28ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は増加し11億3236万株

 3月21日(木)前場の東京株式市場は、NYダウが直近2日間で計720ドル上げて最高値を更新し、S&P500、NASDAQも最高値に進んだことや、日米の金融政策を受けて円安が再燃したことなどを受け、トヨタ<7203>(東証プライム)が2週間ぶりに実質最高値を更新し、東京エレク<8035>(東証プライム)は最高値に向け出直りを拡大。鉄鋼、重工、大手商社株なども続伸基調となった。未定だった配当を発表した日本紙<3863>(東証プライム)などの紙パ株なども高いい。日経平均は3月7日の最高値を上回る507円高で始まり、一時745円17銭高(4万748円77銭)まで上げ、前引けも上げ幅600円台で取引時間中の最高値を上回った。

 日銀のマイナス金利撤廃を受けて三井住友FG<8316>(東証プライム)などの銀行株が続伸基調となり、米FOMCでは年内に3回程度の利下げの可能性が高まったとされ、住友商事<8053>(東証プライム)が高値を更新など大手商社株も活況高。スカパーJSATホールディングス<9412>(東証プライム)は宇宙監視などで米軍との連携をめざすとのトップ発言があったようで一段高。And Doホールディングス<3457>(東証プライム)はリバース・モーゲージ保証先の拡大など言われて一段高。住友金属鉱山<5713>(東証プライム)や第一商品<8746>(東証スタンダード)は国内金価格の連日最高値など好感され一段高。SDSホールディングス<1711>(東証スタンダード)は千葉銀行からのサスティナビリティ・リンク・ローン融資が注目され高値更新。イーエムネットジャパン<7036>(東証グロース)は生成AI活用の新サービスに期待衰えず2日連続ストップ高。

 新規上場のSTG<5858>(東証グロース)は午前11時過ぎに3215円公開価格1920円の67%高)で初値をつけ、前引けは3505円。トライアルHD(トライアルホールディングス)<141A>(東証グロース)は午前9時56分に2215円(公開価格1700円の30%高)で初値をつけ、前引けは2354円。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し11億3236万株、売買代金は3兆399億円。プライム上場1656銘柄のうち、値上がり銘柄数は1277銘柄、値下がり銘柄数は324銘柄。

 東証33業種別指数は29業種が値上がりし、パルプ紙、卸売り、輸送用機器、保険、銀行、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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