■金、銅、ニッケル相場や円安に反応しやすいとされ注目強まる
住友金属鉱山<5713>(東証プライム)は3月21日の後場、一段と上げて始まり、4617円(161円高)をつけて7日続伸基調の出直り相場となっている。菱刈金山(鹿児島県)を運営し、金、銅、ニッケル相場や円安に反応しやすいとされる。21日は、米国20日の金先物相場の最高値更新を受け、日本でも21日午前に金の小売価格が最高を更新と伝えられたことなどが買い材料視されている。
NY金先物は米国時間20日に一時3%急伸する場面を交えて3月8日につけた最高値を更新した。20日まで開催の米国の金融政策決定会合FOMC(連邦公開市場委員会)では政策金利が5会合連続据え置かれ、会見では年内3回の利下げに含みを持たせたとされた。また、21日の国内金相場は、「指標となる田中貴金属工業(東京都千代田区)の金小売価格は21日、前営業日に比べ2.6%高い1グラム1万1752円と最高値を更新した。買い取り価格も1万1643円と最高値だった」(日経電子版)と伝えられた。純金積立商品を取り扱う三菱マテリアル<5711>(東証プライム)は2019年以来の高値に進んでいる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)