日産自動車の出直り目立つ、ホンダとの協業、円安に加え米国のEV普及目標の引き下げを材料視する様子も

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■トヨタやホンダの上場来高値更新に比べると相場は重いが値幅妙味

 日産自動車<7201>(東証プライム)は3月22日、一段高で始まった後もジリ高傾向となり、5%高に迫る649.8円(28.2円高)まで上げて約4か月ぶりに640円台を回復し、連日出直っている。3月15日にホンダ(本田技研工業)<7267>(東証プライム)との協業を検討開始と発表して以降、一段と出直りを強めており、直近は日米の金融政策を受けて円安が再燃していることも追い風になっている。

 トヨタやホンダの上場来高値更新に比べれば相場の重さは否めないが、出直りピッチが強く値幅妙味は大きいもよう。米国が自動車労組などへの配慮からEV(電気自動車)の普及目標を引き下げたと3月20日に伝えられたことを受け、日系自動車メーカーの中では日産自への恩恵が大きいと見て注目を強める様子もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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