【株式市場】好決算株が高くFOMC後の円安も期待し日経平均は大幅反発

株式市場

◆日経平均の終値は1万5553円91銭(224円00銭高)、TOPIXは1270.64ポイント(18.64ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億8717万株

チャート2 29日後場の東京株式市場は、米FOMC(連邦公開市場委員会)の結果が日本時間30日未明に判明すれば再び円安との期待があり、日経平均は13時にかけて一段高の265円38銭高(1万5595円29銭)まで上げる場面をみせて約3週間ぶりの1万5500円台回復となった。昨日の第2四半期決算が今ひとつだったホンダ<7267>(東1)が前引けにかけて前日比プラス圏に浮上し、後場は一進一退だが底堅く、決算が好調だったオムロン<6645>(東1)は堅調持続。昼前に発表した東京テアトル<9633>(東1)、13時に発表した川崎重工業<7012>(東1)などが好反応の一段高となり、14時に発表した西松建設<1820>(東1)なども急動意となった。訪日観光客の増加を材料に象印マホービン<7965>(東2)が戻り高値に進み、ラオックス<8202>(東2)は高値更新。オンコセラピー・サイエンス<4564>(東マ)は新規抗がん剤に関するシカゴ大学との論文を材料に高値を更新し、文教堂グループホールディングス<9978>(JQS)は明日株式を上場するアルファポリス(9647、東証マザーズ)が書籍関連ということで期待が広がり出直りを拡大した。半面、アゼアス<3161>(東2)などの「エボラ出血熱」関連株は軒並み反落となった。

 東証1部の出来高概算は21億8717万株(前引けは10億7896万株)、売買代金は2兆1006億円(同9913億円)。1部上場1833銘柄のうち、値上がり銘柄数は1546(同1497)銘柄、値下がり銘柄数は225(同237)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値上がり(前引けは化学を除いて32業種が値上がり)し、値上がり率上位の業種は、証券・商品先物、鉄鋼、鉱業、石油・石炭、金属製品、非鉄金属、卸売り、海運、保険、などだった。

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