日邦産業は2000年以降の高値を更新、配当予想を前期の2.2倍に増配

■業績予想も増額修正、通信基地局や生成AI向け用途など拡大

 日邦産業<9913>(東証スタンダード)は3月25日の朝、2024年3月期の連結業績予想と配当予想の増額修正を発表。株価は前場12%高の1760円(195円高)まで上げて約2か月ぶりに株式分割を考慮した2000年以降の高値を更新し、後場寄り後も1730円前後で売買され、強い相場を続けている。

 24年3月期・通期の見通しについて、23年11月に開示した前回予想では、アセアン顧客の一部で生産調整が継続している状況と円安の為替相場が継続している状況を踏まえて売上高と営業利益の数値を据え置いたが、エレクトロニクスにおける配線板材料の受注が、通信基地局や生成AI向け用途の需要拡大にともない、予想値を上回る見通しとなった。これを受け、通期の売上高の予想は前回を5.4%上回る見込みに引き上げ、営業利益は同4.4%、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.5%上回る見込みに引き上げた。

 また、24年3月期の期末配当予想は1株当たり42円から74円に増額修正することとした。前年同期は33円だったため2.2倍の増配になる。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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