【株式市場】日経平均は16円安で2日続落だがTOPIXは堅調で小反発、新規上場の4銘柄はそろって好発進
- 2024/3/26 16:04
- 今日のマーケット
◆日経平均は4万398円03銭(16円09銭安)、TOPIXは2780.80ポイント(3.16ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億7175万株
3月26日(火)後場の東京株式市場は、昨日上昇した米長期金利が夜間取引で低下とされ、SCREENホールディングス<7735>(東証プライム)やソシオネクスト<6526>(東証プライム)が一段ジリ高となり、三菱地所<8802>(東証プライム)も中盤から一段と強含み、大手商社株も住友商事<8053>(東証プライム)などは一段と強含んだ。自動車株もトヨタ<7203>(東証プライム)は14時頃から一段ジリ高となった。日経平均は取引開始後に一時133円27銭安(4万280円85銭)まで下押して前場の安値を割ったが、その後は持ち直して前日終値の水準で小動きを続け、大引けは小幅安で2日続落。一方、TOPIXは堅調で小反発となった。
後場は、三菱重工<7011>(東証プライム)が一段ジリ高となり次期戦闘機の輸出解禁に向け政府が運用指針を改定との速報を好感。IHI<7013>(東証プライム)も一段高。東京電力ホールディングス<9501>(東証プライム)も一段ジリ高となり柏崎刈羽原発の再稼働を巡る動きを好感。東亜ディーケーケー<6848>(東証スタンダード)は配当予想の増額が好感され一段高。ラオックス<8202>(東証スタンダード)は後場寄り後に一時急動意となりキャラクタービジネス企業との提携を好感。ジモティー<7082>(東証グロース)は次第に堅調になりモバイル広告関連プラットフォームの連携を好感。
26日は4銘柄が新規上場となり、L is B(エル・イズ・ビー)<145A>(東証グロース)は前場1553円(公開価格1188円の31%高)で売買が成立し初値をつけ、高値は前場の1600円。大引けは1435円。ソラコム<147A>(東証グロース)は後場寄り後に1563円(公開価格870円の77%高)で初値をつけ、高値は1600円、大引けは1338円。ハッチワーク<148A>(東証グロース)は前場2815円(公開価格2160円の30%高)で初値をつけ、その後ストップ高の3315円まで上げ、後場もストップ高のまま終値も3315円。JSH<150A>(東証グロース)は前場買い気配のままで後場893円(公開価格456円の96%高)で初値をつけ、13時過ぎに1008円まで上げて終値は806円だった。
東証プライム市場の出来高概算は15億7175万株(前引けは7億4583万株)、売買代金は4兆3525億円(同2兆545億円)。プライム上場1655銘柄のうち、値上がり銘柄数は868(前引けは843)銘柄、値下がり銘柄数は734(同735)銘柄。
東証33業種別指数は19業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、機械、医薬品、不動産、電力ガス、化学、繊維製品、電気機器、倉庫運輸、輸送用機器、ガラス土石、海運、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)