マーケットエンタープライズ、愛知県北名古屋市が不要品リユース事業で「おいくら」と連携、4月1日スタート
- 2024/3/26 16:30
- プレスリリース
■不要品処分が増える引越しシーズンに新施策導入によるリユース意識醸成へ
愛知県北名古屋市(市長:太田 考則)とマーケットエンタープライズ<3135>(東証プライム)は、2024年4月1日(月)から、地域社会における課題解決を目的としたリユース事業に関する協定を締結し、連携をスタートする。マーケットエンタープライズが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」を用いて、不要品を捨てずに再利用する仕組みを構築し、北名古屋市の廃棄物削減と循環型社会の形成を目指していく。
■背景・経緯
北名古屋市では、これまで、フードドライブや子ども服リユース、市ホームページでの市民間の譲渡に関する情報交換「リサイクルデータバンク」などを通じて、リユースを積極的に推進してきた。しかしながら、食品や衣服以外のリユース事業の活性化が見られず、更なるリユース促進につながる新施策導入の可能性を模索していた。
他方、マーケットエンタープライズは、リユース事業を中心にネット型事業を展開し、これまで、「持続可能な社会を実現する最適化商社」をビジョンに掲げ、「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」への参画や、「楽器寄附ふるさと納税」実行委員会の一員として活動を続けるなど、官民の垣根を超えたSDGsへの取組に注力してきた。そうした中で、北名古屋市がマーケットエンタープライズに働きかけ、「リユース活動促進による循環型社会の形成を目指したい」という互いのニーズが合致したため、「おいくら」を用いた今回の取組が実現した。
■「おいくら」とは・・・
おいくらは、マーケットエンタープライズが展開する、リユースプラットフォームである。不要品を売りたい方が「おいくら」を通して査定依頼をすると、全国の加盟リサイクルショップに一括査定依頼し、買取価格を比較することができる。一度の依頼だけで不要品の買取価格をまとめて比較し、売却できる手軽さが好評で、これまでおよそ110万人(2022年11月現在)が利用している。
■北名古屋市の課題と「おいくら」による解決策
北名古屋市では、予約制による粗大ごみの戸別収集を行なっているが、不要品は大型や重量のあるものでも、原則、自力で自宅の外へ運び出す必要がある。「おいくら」は、希望すれば自宅の中まで訪問し対応する出張買取が可能で、大型品や重量のあるものでも売却が容易にできるようになる。加えて、まだ利用できるものであれば、市では回収を行なっていない冷蔵庫や洗濯機などの家電リサイクル法対象製品も対象で、不要品売却と受け渡しは、最短だと「おいくら」を通じて買取依頼をした当日に可能となる。なお、市民のサービス利用に関する費用負担はもちろん、北名古屋市の費用負担もない。
■今後について
4月1日(月)9時(公開時間が前後する可能性がある)から、北名古屋市ホームページ内に「おいくら」の情報が掲載され、直接不要品の一括査定申し込みが可能になる。北名古屋市と「おいくら」の連携により、二次流通の更なる活性化による循環型社会の実現や社会全体での不要品削減が見込まれると共に、自治体の廃棄物処理量や処理コスト削減にもつながる。また、同取組によって、売却という形で簡単に不要品リユースができることを市民が認知することで、「廃棄ではなく、リユースする」という選択肢が増え、多様化する不要品処分ニーズに応えることができる。加えて、市民のリユースに対する意識の変化、循環型社会形成の促進につながる。この官民一体の取組によって、循環型社会の形成に向けた社会的側面・経済的側面の双方の課題解決を目指していく。
■愛知県北名古屋市
北名古屋市は、愛知県の北西部にあり、南は名古屋市、東は豊山町、西は清須市、北は小牧市、岩倉市及び一宮市に接している。ほぼ全域が名古屋市の都心部から10キロメートル圏内に位置している。中央部を南北に名鉄犬山線が運行しており、名古屋方面・犬山方面と結ばれていることに加え、名古屋市営地下鉄(鶴舞線)と相互乗り入れしているため、名古屋都心へのアクセスが極めて容易になっている。また、県営名古屋空港へも近く、広域的にみても交通利便性の高い地域となっている。
人口:86,023人(男43,036人、女42,987人)(2024年3月1日)
世帯数:38,414世帯(2024年3月1日)
面積:18.37平方キロメートル
(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)