■「石炭輸出、数週間滞る恐れ」など資源エネルギー市況への影響も意識
日本郵船<9101>(東証プライム)は3月27日、反発基調で始まり、取引開始後は4%高の4324円(153円高)まで上げて出直りを強めている。為替の円安基調に加え、早朝に米国の主要港湾のひとつボルチモアで貨物船が橋梁に衝突し、橋が湾口をふさぐように崩落したと伝えられ、貨物の滞留や運賃上昇などへの思惑が出ている。27日は3月期末配当や優待を確保するための買付期限(権利付き最終日)。海運株は高配当とあって、この面での買いもあるもようで軒並み高い。
また、「ボルティモア港からの石炭輸出、数週間滞る恐れ-大型橋崩落で(ブルームバーグニュース)と伝えられており、資源エネルギー市況への影響も意識されている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)