■あの歌手になれる『なりきりマイク』を実用化、さらなる応用・用途開発に期待
ヤマハ<7951>(東証プライム)は3月27日、小幅だが2日続伸基調となり、後場一段と強含んで3306円(54円高)まで上げ、出直りを強めそうな相場になっている。歌声を別人の歌声にリアルタイム変換する技術「TransVox(トランスヴォックス)」(登録商標)を応用した『なりきりマイクVOLUME2 Da-iCE』をカラオケ店で期間限定展開と発表しており、ちょうど26日に開催された歌手・八代亜紀さんの「お別れの会」に関する報道で「AI(人工知能)で生成した八代さんの声による語りも流され」(産経ニュース3月26日14:53)などとあったことを受け、「これからは葬儀もAI音声の時代」(株式市場関係者)と同社株などを連想して注目し直す動きが出ている。未来の葬祭ビジネスへの展開も考えられ、関連株探しが活発化する可能性があるようだ。
ヤマハの『なりきりマイク』は、発表によると、同社のAI歌声変換技術「TransVox」を応用し、どなたでも「あの歌手になれる」ような体験を味わうことができる技術。歌声の特徴や音の高低に応じた音色の変化など、歌い方の癖をAIに学習させることで、年代や性別を問わずどんな人の声でも別人の歌声に変換することができる。人の歌声の発音や抑揚を高精度かつ瞬時に分析し、あらかじめAIが学習した“別人”が、それを真似て歌い直すような仕組みで、リアルタイムでの歌声変換を実現した。全国のカラオケ店18店舗にて3月29日(金)から8月29日(木)までの期間限定で展開するという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)