■未定としていた2024年3月期の連結業績予想を発表、売上高は微減
東京電力HD(東京電力ホールディングス)<9501>(東証プライム)は4月1日、続伸基調で始まり、取引開始後は960.7円(16.7円高)まで上げ、約半月前につけた2011年以来の高値967.3円に迫っている。前取引日の17時に、未定としていた2024年3月期の連結決算見通しなどを発表し、好感されている。親会社株主に帰属する当期純損益は2470億円の黒字(前期は1236.3億円の赤字)とするなど、各利益とも黒字化する見込みとした。
24年3月期の連結売上高は、燃料・市場価格の低下などにより、東京電力パワーグリッド株式会社などで売り上げが減少したことなどにより6兆9260億円程度(前期比14.6%現)の見通しとした。一方、各利益は黒字に転換する見込みとし、経常損益は、燃料費等調整制度の期ずれ影響が好転したことなどにより、6750億円増益の3900億円程度の利益となる見通しとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)