■高値をつけた後ペナント(三角旗)型のもみ合いを形成
大塚HD(大塚ホールディングス<4578>(東証プライム)は4月1日、6373円(63円高)まで上げて2日続伸基調となり、日々小幅だが約2週間前につけた上場来の高値6510円に向けて出直っている。連続最高益の見込みで業績好調な上、このところは、住友ファーマとのライセンス契約改定による新薬候補の開発、製造、販売権の取得(3月15日発表)、「エビリファイ」の欧州で初となる2か月持続性製剤の承認取得(3月27日発表)、国内初の造血器腫瘍遺伝子パネル検査の製造販売承認申請(3月29日発表)、コーポレートベンチャーキャピタルの国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の事業への採択(4月1日発表)などの発表が続いており、期待が強まる様子がある。
株価は3月22日に6510円の高値をつけた後一進一退だが、上値と下値の幅が徐々に狭くなるペナント(三角旗)型のもみ合いを形成している。このパターンのもみあいは、テクニカル観測で再び動意を強める予兆になることがあるとされている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)