■高性能な水素生成電極など創出可能とし注目強い
ユニチカ<3103>(東証プライム)は4月5日、一段高で始まり、取引開始後は11%高の242円(24円高)まで上げて昨4日のストップ高に続き年初来の高値を更新している。4日午前、「世界最高レベルの高表面積を有するハイエントロピー合金の開発に成功<次世代エネルギーに貢献できる新たな材料開発>」と発表、直後に急動意となり、同日午後は一段高の急伸となった。5日は日経平均が急反落で始まり、主力株の動向に不透明感があるため材料株に資金がシフトしやすい状況といえそうだ。
発表によると、ハイエントロピー合金は、5種類以上の元素が同程度含まれる多元系合金で、近年、新しい金属材料として注目されている。新開発の技術は、様々な組成のハイエントロピー合金に応用できるため、次世代エネルギーとして期待される水素利用を促進する高性能な水素生成電極や燃料電池用電極触媒などの創出が期待されるとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)