アルインコが年初来の高値を更新、中期計画で「累進配当」を実施、新型足場「アルバトロス」の旺盛な需要に対応

■PBR1倍達成に取り組む、枠組み足場から新型足場への買い替えを促進

 アルインコ<5933>(東証プライム)は4月5日、6%高の1136円(961円高)まで上げて2日続伸し、約2か月ぶりに年初来の高値を更新して2020年以来の高値に進んでいる。建設資材の大手でレンタルも展開。4月3日に業績予想の修正と「中期経営計画2027」(25年3月期から27年3月期までの3カ年)を発表し、24年3月期の連結業績予想は売上高と営業利益を下方修正したが、新型足場「アルバトロス」などは拡大する見通し。配当については、中期計画の期間中に「利益成⻑に応じて増加させる累進配当を実施」としたことなどが好感されている。

 「中期経営計画2027」では、コア事業において枠組み足場から新型足場「アルバトロス」への買い替えを促進し、新型足場「アルバトロス」の旺盛な需要に対応するとともに、住宅機器・電子機器関連事業の収益基盤の再構築にも取り組むとした。資本効率と株価を意識した経営も推し進め、「PBR1倍達成に向けてROEとPERを高める取り組みを最重要課題として推進」し、連結配当性向は40%を目標に、「計画期間中については、一株当たり配当額を、前年度実績を下限として、利益成⻑に応じて増加させる累進配当を実施」するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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