■ドライバー不足と環境問題への対応
伊藤忠商事<8001>(東証プライム)傘下のファミリーマートとローソン<2651>(東証プライム)が、東北地方の物流拠点間で共同輸送を開始すると発表。これは、ドライバー不足やCO2排出量削減への対応として、4月11日から実施される。両社は、アイスクリームや冷凍食品などの商品を同一トラックで混載し、車両台数およびCO2排出量の削減を目指していく。
以前の共同配送実証実験に続き両社は、安定的な商品供給と物流網の維持・構築の重要性を認識し、共同輸送の実現に至った。今後、他エリアへの拡大も視野に入れ、持続可能な供給体制の構築に努めていく。
共同輸送は、宮城県と岩手県の各在庫拠点から秋田県の配送拠点へ行われる。実施は4月から6月、および9月から11月の物量が安定する期間に限定され、火曜日、木曜日、金曜日の積載量条件が合致した日に実施される。この取り組みにより、1回あたり56kg-CO2の削減が見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)