■年齢に左右されない、チャノキの葉エキスの可能性
資生堂<4911>(東証プライム)は4月9日、肌老化の悪玉因子セルピンb3の増加時に低下するCCN2遺伝子の発現が、美肌維持に重要なコラーゲンやヒアルロン酸の生成を促すことを発見したと発表。CCN2は毛細血管のペリサイトに作用し、肌の組織構造を強化する「美肌遺伝子」であると確認され、チャノキの葉エキスがCCN2の発現を促進する成分であることも見出された。
同社は、セルピンb3が肌老化を加速するメカニズムを明らかにし、毛細血管が肌の弾力を生み出すメカニズムの研究を20年以上進めてきた。毛細血管のペリサイトが表皮の再生を促す可能性も発見し、これらの研究を組み合わせて、肌の内部構造と状態の関係を解明した。
CCN2の発現量は年齢と無関係であり、チャノキの葉エキスによるCCN2の発現促進効果を活用して、年齢に関わらず美しく健やかな肌を実現する新たなソリューションの開発が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)