■日本国内でデータセンター関連投資4400億円と伝えられ期待強まる
さくらインターネット<3778>(東証プライム)は4月10日、続伸基調となり、一時12%高の5450円(585円高)まで上げた後も5300円前後で売買され、大幅な調整から出直りを強めている。訪米中の岸田首相が「訪問2日目はマイクロソフトの社長ら経済関係者と意見交換を行いました」(日テレNEWS)と伝えられ、さらに、マイクロソフトは日本国内でデータセンターの拡充に取組み「2年間で29億ドル(約4400億円)を投じる」(日本経済新聞4月10日付朝刊)とされたことを受け、データセンターの大手として注目が再燃している。
同社株は生成AIの普及にともなうサーバー設備とデータセンター需要の急増予測などを受けて2023年11月の1100円前後から24年3月には1万980円まで10倍近い値段まで急騰したが、その後は信用取引規制を受けて大幅な調整相場となっている。高値から数日で5600円台まで急落し、4月初には一時4200円台まで下押したが、直近は出直りが目立っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)