■サントリー山崎蒸溜所での実証実験
サントリー、東京ガス<9531>(東証プライム)、東京ガスエンジニアリングソリューションズは4月11日、サントリー山崎蒸溜所内のパイロットディスティラリーにおいて、世界で初めて水素専焼によるウイスキーの「直火蒸溜」実証実験に成功したと発表。
今回の実証実験では、従来の都市ガスで「直火蒸溜」を行ったときと変わらない”コクがあり力強い味わい(骨格)”をもつニューポット(ウイスキーの製造工程における「蒸溜」を終えたばかりの無色透明な原酒)を生成することに成功。
今後、サントリー白州蒸溜所での蒸溜において、実用化に向けた製造設備規模での技術検証を進めていく。サントリー白州蒸溜所への導入の際には、サントリー天然水 南アルプス白州工場およびサントリー白州蒸溜所内の「やまなしモデルP2Gシステム」で生成した「グリーン水素」の使用を検討している。
サントリーグループは、スコットランドにおいても、ビームサントリー社が英国政府の補助を受け、スーパークリティカル・ソリューション社との協働の下、グリーン水素を活用したウイスキーづくりの脱炭素化を目指している。今回の実証実験は、この取り組みに関するもの。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)