オプティマスグループは次第高、中古車市場の活性化に加えグッドスピードへのTOBも材料視
- 2024/4/12 11:25
- 材料でみる株価
■グッドスピード株に宇佐美鉱油が11日から公開買付を開始、思惑波及
オプティマスグループ<9268>(東証スタンダード)は4月12日、次第高となり、午前10時30分にかけて7%高の977円(60円高)まで上げ、2日続伸基調の出直り継続となっている。中古車輸出事業などを行い、ひと頃まで半導体不足によって遅れていた新車の生産や納車がほぼ回復したため、中古車市場に出回る物件にも厚みがでてきたことなどが追い風とされている。また、一部には、宇佐美鉱油(愛知県津島市)が中古車関連事業のグッドスピード<7676>(東証グロース)株式へのTOB(公開買付)を4月11日に開始したことを念頭に、類似業態の銘柄として連想買いを入れる動きもあるようだ。
グッドスピードは4月10日、「宇佐美鉱油による株式会社グッドスピードの株券等に対する公開買付けの開始に関するお知らせ」を発表し、賛同の意も開示した。買付価格は1株722円、買付期間は2024年4月11日から5月13日まで20営業日。宇佐美鉱油は3月初にこの公開買付を発表しており、買付を2度に分けて実施する予定。グッドスピードの株式については上場廃止を企図するとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)