パナソニックHDなど、超小型人工衛星「CURTIS」を国際宇宙ステーションから放出し、宇宙空間で技術実証を開始
- 2024/4/12 14:58
- プレスリリース
■将来の超小型衛星の大量生産に向けた技術の基盤を築く
パナソニック ホールディングス<6752>(東証プライム)とパナソニック オペレーショナルエクセレンスは4月12日、国立大学法人九州工業大学と共同で設計・製造した超小型人工衛星「CURTIS」を国際宇宙ステーションから放出し、宇宙空間での技術実証を開始したと発表。この衛星は3Uサイズで、パナソニックグループが製造販売する部品やコンポーネンツの宇宙空間での動作を検証する。
宇宙応用技術の進化に伴い、宇宙はビジネスの新たなフロンティアとなっている。パナソニックグループは、宇宙空間での部品の信頼性や地上での評価試験の検証を目指し、信頼性試験や真空環境での動作試験を完了したコンポーネンツを用いて、約1年間の運用を通じて技術実証を行う。
技術実証は、超小型人工衛星の動作実証、パナソニック製品群の宇宙空間での技術実証、そして高密度回路設計技術・実装技術を用いた人工衛星のバス部の小型化とサーマルマネジメントユニットを用いた回路形成技術の実証の3点。得られた技術データは、宇宙産業を支えるコンポーネンツの提供、バス衛星としての技術実証やサービスの協創、そして大型衛星への展開に活用される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)