【株式市場】日経平均は290円安、中東情勢を受け反落だが後場戻す、自動車株など復調

◆日経平均は3万9232円80銭(290円75銭安)、TOPIXは2753.20ポイント(6.44ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は16億886万株

 4月15日(月)後場の東京株式市場は、日本郵船<9101>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)が一段と上げて始まり、引き続きイランのイスラエル攻撃を買い材料視する動きが続いた一方、東京エレク<8035>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)も持ち直し傾向を続け、日立製<6501>(東証プライム)やシャープ<6753>(東証プライム)は中盤から堅調に転じてジリ高など、中東情勢への過度な警戒は沈静化する様子もあった。東京電力HD<9501>(東証プライム)は再稼働原発への燃料棒を午後にも注入とされ一段と強含み、JR東海<9022>(東証プライム)はリニア新幹線への期待などで一段と上げた。日経平均は14時頃まで400円安前後で推移し、前引け水準から大きく動かなかったが、終盤は徐々に下げ幅を縮め、前週末比では反落だが底堅さを強めて終わった。

 後場は、インターアクション<7725>(東証プライム)が一段高となり5月決算予想のぞ額修正など好感。アークランズ<9842>(東証プライム)も一段と上げ、2月決算発表での今期予想など好感。テラスカイ<3915>(東証プライム)はNTTデータとの資本業務提携で朝から大引けまで買い気配のままストップ高。ベイカレント・コンサルティング<6532>(東証プライム)は業績予想の増額と自社株買いなどで朝から大引けまで買い気配のままストップ高。エリアクエスト<8912>(東証スタンダード)は株主優待の導入発表を受けて午前11時頃から急伸し後場は高値もみあい。岡野バルブ製造<6492>(東証スタンダード)は好決算発表を境に上げピッチ増速の相場に東京電力HDの原発燃料棒注入報道を受け一段高。GRCS<9250>(東証グロース)は第1四半期決算の各利益が期初開示の通期予想を上回り朝から大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は16億886万株(前引けは8億4837万株)、売買代金は3兆9858億円(同2兆1262億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は690(前引けは550)銘柄、値下がり銘柄数は910(同1047)銘柄。

 東証33業種別指数は16業種(前引けは12業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、海運、非鉄金属、石油石炭、ゴム製品、倉庫運輸、保険、陸運、卸売り、パルプ紙、水産農林、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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