ヤクルト本社が後場一段高、「国立長寿医療研究センター」の研究に参画、3日続伸

■腸内細菌叢と認知機能や睡眠状態との関係性の解明めざす

 ヤクルト本社<2267>(東証プライム)は4月16日の後場一段と強い相場と13時30分にかけて3059円(101円高)まで上げて3日続伸基調の出直り継続となっている。会社側発表の期待材料としては、12日に国立研究開発法人の国立長寿医療研究センターのヘルシーエイジング社会の実現に向けた長期縦断疫学研究への参画を発表しており、新種製品開発への応用などに期待が強まっているようだ。

 国立研究開発法人国立長寿医療研究センターが実施する「東浦研究」に参画し、乳酸菌摂取が高齢者の脳やからだの健康に果たす役割を解明することを目的とした共同研究を新たに開始した。乳酸菌の摂取が高齢者の認知機能や睡眠に及ぼす影響や、腸内細菌叢と認知機能および睡眠状態との関係性の解明を目指す。共同研究は2027年度末までの期間を予定し、その中で得られた情報は予防医学に基づく乳酸菌摂取の生理的意義の解明に役立てられる。その成果をもとに、商品やサービスを通じて健康長寿の実現に貢献していくとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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