【株式市場】日経平均は509円安、3日続落、約2か月ぶりに3万8000円を割る

◆日経平均は3万7961円80銭(509円40銭安)、TOPIXは2663.15ポイント(33.96ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は17億7851万株

 4月17日(水)後場の東京株式市場は、川崎汽船<9107>(東証プライム)が一段と強含んで推移など、海運株の強さが目立ったものの、前場高かった銘柄でも東京エレク<8035>(東証プライム)は中盤を高値に値を消して軟調転換など上値の重い銘柄がみられ、大引けの東証33業種別指数で高い業種は2業種(海運、その他製品)のみとなった。半導体関連株はTOWA<6315>(東証プライム)、タツモ<6266>(東証プライム)などが堅調。関東電化<4047>(東証プライム)は一段と上げ、レゾナックHDの高業績を受けて期待再燃の様子。日経平均は後場寄り後に小高くなったものの一時的で、次第安となって大引けは下げ幅500円台で安値引け。3万8000円割れは2月14日以来で3日続落となった。

 後場は、エンプラス<6961>(東証プライム)が一段と上げ半導体関連事業の回復など期待。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は後場寄り後に一段と上げ、高業績に加え物価高の局面で節約志向のにぎわい高まる業種との見方。倉元製作所<5216>(東証スタンダード)は終盤に一段と上げ中小型の半導体関連株高に乗るとの見方。スマレジ<4431>(東証グロース)も一段と上げリグア<7090>(東証グロース)の事業の一部譲受など好感。アジャイルメディア・ネットワーク<6573>(東証グロース)は明治ホールディングス<2269>(東証プライム)の製品ブランドアップ支援など注目されストップ高。ジーネクスト<4179>(東証グロース)はさくらケーシーエス<4761>(東証スタンダード)やデータセクション<3905>(東証グロース)を手掛けた筋が乗り換えたとかでストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は17億7851万株(前引けは9億4881万株)、売買代金は4兆5025億円(同2兆2488億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は226(前引けは392)銘柄、値下がり銘柄数は1388(同1206)銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種(前引けは5業種)となり、海運、その他製品が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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