【株式市場】前場の日経平均は129円高、中東情勢への警戒感が小康状態になり次第に反発基調

◆日経平均は3万8090円87銭(129円07銭高)、TOPIXは2682.58ポイント(19.43ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は7億6038万株

 4月18日(木)前場の東京株式市場は、引き続き中東情勢への警戒感が漂ったものの、原油相場や貴金属相場がNY市場で反落したことなどを受けてリスクオンの姿勢に転じる様子もあり、日本製鉄<5401>(東証プライム)やトヨタ<7203>(東証プライム)などは小安く始まったあと次第に強い相場となった。ソニーG<6758>(東証プライム)は堅調に始まったまましっかり。半導体関連株は欧ASMLの決算を受けて安く始まる銘柄が目立ったが次第に小高くなる銘柄が増えた。日経平均は朝寄り直後の316円89銭安(3万7644円91銭)を下値に持ち直し、午前11時頃からは前日比プラス圏に浮上。前引けは129円高となり前場の高値で引けた。

 日本マイクロニクス<6871>(東証プライム)が次第に上げ幅を広げて東証プライム銘柄の値上がり率1位となり、米政府がマイクロン・テクノロジーに補助金との一部報道など材料視。テラスカイ<3915>(東証プライム)は再び一段高となり、日経平均の下げ一服を受けてNTTグル-プとの提携を材料視した相場が再燃の見方。あさくま<7678>(東証スタンダード)は株主優待の拡充が好感され急伸。ワイヤレスゲート<9419>(東証プライム)も急伸し3月の訪日客が初の300万人を超えたとの政府発表を受け外国人向けeSIM事業に期待。GLOBEE<5575>(東証グロース)は全体相場の下げ一服を受けて好決算を見直す相場が再燃と一段高。ティーケーピー<3479>(東証グロース)も全体の下げ一服を受けて好決算を見直す相場が再燃と急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は7億6038万株、売買代金は2兆312億円。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は1474銘柄、値下がり銘柄数は160銘柄。

 東証33業種別指数は31業種が値上がりし、保険、空運、線製品、非鉄金属、銀行、証券商品先物、水産農林、ガラス土石、パルプ紙、小売り、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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