シナネンホールディングス、「EVワイヤレス給電協議会」の設立を発起

■電気自動車へのワイヤレス給電の社会インフラ化を推進

 シナネンホールディングス<8132>(東証プライム)のグループ会社シナネン(東京都港区)、関西電力<9503>、ダイヘン<6622>、三菱総合研究所<3636>、WiTricity Corporation(アメリカ・マサチューセッツ州)の5社は、電気自動車(EV)の普及を支える社会インフラとして、ワイヤレス給電(※)を実用化し普及させていくため、EVワイヤレス給電協議会設立の発起を発表した。

 (※)地上側のコイルとEVに装着したコイルとの間において、停止中または走行中に電磁誘導の原理で電力伝送する技術で、自動で双方向の電力伝送を可能とする。

1.設立の背景
 EVワイヤレス給電技術は、プラグ挿抜の手間が無くなりEVユーザーの利便性を高めるだけでなく、停車中の充電はもちろん走行中でも給電できることやEVと電力系統との常時接続を可能とすることにより、再生可能エネルギーの最大活用や電力需給バランス調整に役立つ有望な社会インフラとして期待されている。

 ワイヤレス給電を社会インフラとするためには、産官学が協力して制度化・標準化・事業化に資する各種検討に取り組んでいく必要がある。

2.同会の活動目的
・EVワイヤレス給電の社会インフラ化の推進
・EVワイヤレス給電の実用化・普及促進に関する対外発信・啓発
・EVワイヤレス給電の標準化の推進

3.活動内容
・導入普及シナリオ、ロードマップの策定・提言
・実用化・普及に向けた実証実験の支援
・設置や運用に関するガイドライン、規制緩和等の要望
・給電ネットワーク化に必要な規格・仕様の検討(充放電器、システム、認証・課金等)

4.発起人
シナネン株式会社
関西電力株式会社
株式会社ダイヘン
株式会社三菱総合研究所
WiTricity Corporation

5.協議会設立日
2024年6月開催予定の設立総会を以て設立日とする
(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る