北海道電力が8%高など電力・ガス株の上げ目立つ、原油、天然ガスの値上がり受け料金再値上げの環境整う

■消費者物価への影響も大きいが投資対象としては材料含みに

 4月22日朝寄り後の東京株式市場では、電力・ガス株の出直り高が目立ち、北海道電力<9509>(東証プライム)は一時8%高の1284.5円(97.0円高)まで上げ、関西電力<9503>(東証プライム)は7%高の2461.0円(153.0円高)、北陸電力<9505>(東証プライム)は5%高の(47.4円高)、東京ガス<9531>(東証プライム)は4%高の3905円(147円高)など、ほぼ全面高となっている。イスラエルとイランの緊張を受けて原油、天然ガス相場の値上がりが予想され、各社にとっては料金再値上げの環境が整うことなどが買い要因とされている。

 政府が4月19日に発表した3月の消費者物価指数(2020年=100)は総合指数が106.8ポイントで、前年同月比2.6%上昇した。「火力発電に使う液化天然ガス(LNG)価格などが上がっている。都市ガス代の下落幅も縮小した。ガソリンは4.3%上昇と、2月に引き続き4%台の伸びだった」(日本経済新聞より)。その後、中東情勢の緊迫化により原油相場などの上昇が目立っている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る