旭化成、カナダにリチウムイオン電池用セパレータ工場を建設、北米EV市場向け需要拡大に対応

■ホンダと合弁会社設立も検討、2027年稼働予定

 旭化成<3407>(東証プライム)は4月25日、カナダ・オンタリオ州にリチウムイオン電池用湿式セパレータ「ハイポア」の製膜・塗工一貫工場を建設することを決定したと発表。ホンダ<7267>(東証プライム)との基本合意書を締結し、旭化成バッテリーセパレータは日本政策投資銀行から資金提供を受ける。カナダ連邦政府、オンタリオ州政府からの補助金・税恩典も予定されている。

 カナダ投資の概要は、立地がカナダ・オンタリオ州で、概算投資額は1800億円、生産能力は約7億m2/年、商業運転開始時期は2027年となっている。この投資により、北米セパレータ事業統括会社を通じて資金が供給される。

 旭化成は、中期経営計画「Be a Trailblazer」において蓄エネルギー関連事業を成長戦略の一つと位置付け、北米の電動車市場向けに「ハイポア」の供給を拡大する。本田技研工業株式会社との合意により、高性能バッテリーの安定供給を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る