キヤノンは早速切り返す、四半期決算を受けて25日は下げたが精査した上で見直し買いの見方

■半導体製造装置などのインダストリアル事業は大幅増益

 キヤノン<7751>(東証プライム)は4月26日、朝寄り後の1%安(41円安の4025円)を下値に切り返し、午前10時半を過ぎては3%高(135円高の4201円)まで上げ、反発相場となっている。第1四半期決算を受けて25日は8.4%安(374円安の4066円)となり、2008年以来の高値圏の相場から目立って下げたが、26日は急反発となっている。半導体製造装置などのインダストリアル事業は大幅増益で、決算を精査した上での見直し買いが流入とみられている。

 第1四半期連結決算(2024年1~3月)は、売上高が前年同期比1.8%増となり、営業利益は同5.2%減、税引前四半期純利益は同1.9%増、当社株主に帰属する四半期純利益は同6.3%増となり、全体にモノ足りない印象になったようだ。1~3月期としては4年ぶりの減益と伝えられた。ただ、デジタルカメラなどのイメージング事業は減益だったが半導体製造装置などのインダストリアル事業は大幅増益だった。12月通期の連結業績予想は全体に期初の数字を据え置いた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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