【株式市場】日銀の買い観測など材料に全般反発し新規上場の3銘柄は好調

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6825円21銭(69円89銭高)、TOPIXは1357.02ポイント(3.65ポイント高)、出来高概算(東証1部)は11億8751万株

チャート16 17日前場の東京株式市場は、ロシア通貨ルーブル急落や同国の通貨防衛的な大幅利上げなどが伝えられ、NY株の111ドル安なども手控え要因になったが、朝方から今日も安ければ日銀の株価指数連動投信買いが入るとの予想があり、日経平均は朝方の82円38銭安(1万6672円94銭)を安値に急回復となった。ロシア関連株のひとつとされるマツダ<7261>(東1)が朝方を除いて高く、欧州株安の影響を受けやすいとされるキヤノン<7751>(東1)も高い。スカイマーク<9204>(東1)は羽田空港の枠継続報道を好感して高く、ゲーム関連のマーベラス<7844>(東1)コロプラ<3668>(東1)などが高く、兼松日産農林<7961>(東1)兼松<8020>(東1)によるTOB(公開買い付け、1株200円)が16日で完了したことなどが言われて急伸。12月12日上場のクラウドワークス<3900>(東マ)は連日の高値更新となった。

◆本日は新規上場が3銘柄あり、すべて前場で初値がついた。
竹本容器<4248>(東2、売買単位100株)は9時6分に公開価格900円に対し918円で売買が成立し初値を形成。高値は940円、前引けは895円。
フルッタフルッタ<2586>(東マ、売買単位100株)はフルーツ輸入販売などを行ない、10時31分に公開価格4290円に対し52%高の6500円で初値。高値は6720円、前引けは5630円。
今村証券<7175>(JQS、売買単位100株)は公開価格1350円に対し27%高い1720円で初値をつけ、高値は1896円、前引けは1720円。

東証1部の出来高概算は11億8751万株、売買代金は1兆2011億円。1部上場1853銘柄のうち、値上がり銘柄数は1154銘柄、値下がり銘柄数は565銘柄となった。

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